【社外取締役事例】地方プライム企業が社外CTOで経営推進

導入の決め手

当社は建築業界向けにCADソフトウェアを開発・販売する会社です。プライム市場にも上場しており、グループ全体の経営戦略やリスク管理において、より多様な視点や専門性(スキルマトリクス)を求めて社外取締役を探すことになりました。これまでは社内の役員層紹介で探しておりましたが、今回は多様な領域でプロフェッショナルな人材を紹介いただけるJOB HUB社外取締役・監査役紹介サービスを活用することに決めました。

今回特に求めていたのはIT・テクノロジー視点を持った人材です。我々の要望に合わせて何名かご提案をいただきましたが、実際面接の時に意識していたポイントは、スキル面と会社風土との親和性です。ご就任いただいた坂口様はまさに我々が求めていたスキルを持った人材で、様々な会社で経験を積んでいたことや現在もご自身で手を動かしてコードを書いているところが最終的な決め手となりました。当社のフラットな社風にも受け入れていただけそうだったので、そういった人柄の部分も含めて営業担当の方から良い提案をいただけたなと思っています。

実際に得られた成果

坂口様には経営会議に参加いただいて、社外CTOとして技術戦略やイノベーション推進に関してアドバイスをいただいております。今ではテック系の発表後は坂口様のご意見を聞くのが通例になっていますね。気になったところをはっきり指摘していただけるので、経営会議も引き締まったように感じます。

印象に残っているのはコストの考え方です。通常、プロダクトの検査を行う際に我々としては人手と工数をかけてしっかり検査を行うので、作る時のコスト意識を十分に持てていませんでした。坂口様からは、「この工程を効率化して、浮いたコストをより上流工程に回しませんか」といった具体的なアドバイスをいただき、経営視点でこれまでの工程が本当に正しかったのか、という振り返る気付きをもらいました。経営とテクノロジーの両方の知見を持つ人材の重要性を再認識しましたね。

JOB HUB社外取締役・監査役紹介サービスを活用して驚いたことは、「現役で今まさに活躍している方」が多く在籍していることです。様々な専門人材が必要となってくる中で、これだけのプロフェッショナルな人材を提案できるのはパソナJOB HUBさんの強みだなと感じました。今回の社外CTO以外にも、新規事業やガバナンス強化など異なる領域も相談させていただいております。

今後の展望

我々としては、「建設業になくてはならない会社になる」をミッションとしておりますので、設計だけではなく様々な領域で価値を発揮していきたいと考えております。そういった時に、ガバナンスとしての社外取締役であったり、知見提供としての顧問のような専門家がいてくれると非常に助かります。今までのやり方が通用する時代ではないので、外部の力を上手く活用して事業を推進していきたいです。