前回、フリーランスな働き方を充実させる工夫のメリハリ編として、Job-Hubマガジン編集部のメンバーから聞いたちょっとした工夫を紹介しました。今回は、楽しむ編として、仕事と暮らしを楽しみながらフリーランスな働き方を充実させる工夫についてお話しします。
目次
仕事だからといって苦しいばかりじゃありませんよね。楽しいから、やりがいがあるから、フリーランスでやっていこうと思ったはず。
そんな仕事をさらに楽しむため、楽しくない作業も楽しくするため、Job-Hubマガジン編集部のメンバーがしている工夫はこれ!
「えっそれだけ?」なんて言われてしまいそうですが、これが意外とバカにできないんです。
ストップウォッチで時間を計っているスタッフによると、例えば1件の記事を書くのにどれくらい時間がかかるか計るそうです。
しかも、情報収集、構成、執筆、校正といった感じで細かく分けておき、それぞれにかかった時間とその時の記事テーマや出来栄えなどをメモしておくことで、自分の得意・不得意を見つけたり、効率アップにつなげるために使えるんですって。
記事を書くとき以外では、メール作成やちょっとしたデータ入力などの比較的単純な作業でも時間を計ると楽しくなります。
毎日同じようなことをするからこそ、1件にかかる時間が少しでも短くなると嬉しく感じられて、やる気につながりますよ!
働くということは暮らしの一部ですよね。
日頃の暮らしをおろそかにして、精一杯働いても心身に無理がきてしまっては元も子もない、というものです。
長時間働くのが偉い、という時代もありましたが今は違いますし、Job-Hubマガジン編集部でも、残業を減らす取り組みを継続して行っています。
自分の暮らしも大事にするスタッフからはこんな話が聞けました。
仕事に役立てたいので話し方教室に通っているスタッフもいますし、クリエイティブ関係のスタッフはフリーランス時代に、週に一度は観劇や美術展などに行き、アートに触れる時間を作っていたとの話でした。
そんな風に仕事に関係があるけれど、どっぷりと仕事でいっぱいになるわけじゃない、息抜きと仕事の中間のような形でスキルアップが出来るといいですよね。
それから、暮らしを大事にするという面では、「自分磨き」というほど大したことじゃなくてもいいんです。
大切なのは、自分が興味を持てること、「いいな」と感じることを大事にする時間を持つということです。
興味があることについて調べてみたり、体験してみることが、働くことにもつながっていきます。
心がけたいことにしても、仕事関係の硬いことばかりじゃなくていいんです。
たとえば、相手の目を見て話を聞くとか、話を聞くときは何かしながらではなく、聞くことに集中するといった日常の動作のこと。
5分前行動といった当たり前のことでも構いません。
今できていることでもいいので自分が大事にしていることを、パソコンの周辺など目に付くところに貼っておくと、そのたびに意識することができます。
ただ、そればかりでは息が詰まると感じることもありますよね。
私も目標ばかりでは疲れてしまうので、目標のすぐ横に、以前先輩スタッフからもらったメッセージカードを貼っています。
カードには私を褒める言葉が書いてあって少し照れくさくもあるのですが、そんな風に認めてもらえた自分でいたいと思えるので、元気が湧いてきます。
そんな風に、言われて嬉しかったことなどを貼っておくと、やる気につながるのでおすすめです。
環境について。
仕事にしても暮らしにしても、日々のことです。
そこに少しでも、嫌な意味で気になることがあると、本当に小さなことでも積もり積もって大きなストレスになってしまいます。
毎日使うものだからこそこだわりをもって選んだものを使うようにしてみてください。
仕事で使うものなら、キーボードや筆記具、手帳などは、種類も豊富で使い心地に違いがあるものですよね。
値段が高いからといって使いづらいものを使い続けるのは止めにしましょう。
また、値段が安いからといって買うのも止めて、本当に自分が使いたいもの、自分にとって使いやすいものを使うようにしたいですね。
一度に買い替えるのは難しくても、ペンの1本ずつから始め、買い替えのタイミングでこだわりをもって選ぶことから始めると、変えやすいと思います。
また、暮らしの中でも大きな比重を占めるのがキッチンだと思いますが、キッチンをきれいで使いやすい状態に保つだけで、暮らしやすさが変わります。
仕事をして疲れて、せめて食事だけはとろうと思った時に、キッチンが散らかっているとそれだけで気力がなくなってしまった――なんて経験はありませんか?
インスタントで済ませたり、食べずに寝てしまったりするのも、たまには必要でしょう。
だけど、それが続くと体に良くないことは明らかですよね。
そうならないために、特にキッチンはこまめに片づけてきれいにしておきたいものです。
スタッフに聞いたところ、在宅で仕事をしているとき、休憩のタイミングなどで少し片づけをすると、気分転換にもなって良いとのことでした。
キッチン全体を掃除しようとすると大変ですが、たとえば1時間に1回の休憩のたびに、5分とか10分ずつ片づけるのなら、気持ちも楽ですよね。
無理をして、見栄えの良い暮らしをするのではなく、過ごしやすく楽しい暮らしができるように工夫していけると、日々の充実につながるのではないでしょうか。
自分なりに工夫をして、楽しみながら働いていきたいですね。