料理が得意で短期料理留学の経験を持ち、もうすぐ3歳になるお子さんと第2子を妊娠中の小林さんに、在宅ワークにチャレンジするきっかけと育児と仕事の両立についてインタビューしてきました。
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―料理留学を決意したきっかけは?
元々料理に興味があったのと、役員秘書時代にフードコーディネーターの資格を取ったのですが、そこで出会った人たちに刺激を受けたのは確かですね。社会人が中心の学校だったので、皆さん色々なお仕事をされていて…。料理に関係する仕事ってたくさんあるんだなぁと。今後の人生について考えさせられましたね。
―なるほど、そこから一歩踏み出して料理留学にチャレンジされたのですね。料理留学はどのようなことをされたのですか。
エスニック料理に興味があり、単身でタイに渡りました。現地の料理家さんの家にホームステイしながら、一日中いろんな料理を作っていましたね。市場に買い出しに行ったり、現地の屋台を食べ歩いたりと、料理と食を中心にしたディープな生活を楽しんでいました。
タイの次にベトナムに渡ったのですが、毎日ホテルから料理学校に通って、現地の方から料理を教えてもらいました。学校がない日はタイ同様、市場に行って食材を見て勉強していました。タイもベトナムも料理漬けな日々でした。(笑)
―期間はどれくらい行かれたのですか?
2ヶ月の短期です。あっという間に過ぎ去ってしまったので全然時間が足りなかったです。
単身で行ったので、たくさんの人との出会いがあったこともいい思い出です。すごく刺激を受けたのを覚えています。
―充実した2か月間だったのですね。
はい、次は長期の留学をしようと、複数の会社で働きながら準備をしていたのですが、今の主人と出会って将来についていろいろ悩んで結婚を選択しました。
―人生の転換期ですね。そこから在宅ワークを始めるようになったのですか?
そうですね、結婚してすぐに妊娠し、ちょうど派遣の仕事も辞めていた時期だったので、在宅で何かお仕事ができればと考えたのがきっかけです。事務をしていた時期も長かったのでパソコンでの作業は得意でしたし。そこからネットで探していたところ、Job-Hubに出会いました。もともとパソナで派遣社員をしていたので、同じグループ会社のパソナテックということで安心感がありました。
―ご登録ありがとうございます!
―在宅ワークを始めるうえで気を付けたことなどはありますか?
在宅ワークの仕組みについて調べました。最近では在宅ワークを紹介するサイトも増えたので、いろいろ見比べて各サイトの特色、紹介されているお仕事はどんな種類が多いか、報酬の支払いシステムはどうか、トラブルがあった時にはどう対応するのかなど。自分なりに調べて安全だと思えるサイトを利用して、在宅ワークに取り組むことにしています。
―Job-Hubに登録後、初めての仕事にエントリーした時は緊張しましたか。
そうですね、緊張しましたし直接会わないで仕事の契約をするのが不安でした。エントリーしたものの、この仕事は私にできるのかな?うまくできなかったら、納期に間に合わなかったらどうしようと思うことはありました。
―最初は不安に感じますよね。
はい、でも仕事の不安はクライアントへの提案時に、自分の在宅ワークの経歴やスキルなどをしっかり提示し、納期や仕事に対する考え方を明確に伝えることで、クライアントに理解してもらい、契約を交わすことで解消されました。
―コミュニケーションを大事にしているのですね。
はい、在宅ワークを始めた最初のころ、クライアントからお仕事をいただけることになったんですけど…。まだ不慣れな私は不安要素も大きく、クライアントにいろいろ相談しながら仕事を進めていました。分からないことが出るたびに相談したりしていたので、これではクライアントに迷惑じゃないかと思うこともありましたね。でもクライアントがとても良い方で、こまめに対応してくださり、相手から「何かありませんか?」と聞いてくれることさえありました。メールや電話でしっかりと仕事の状況を伝えながら作業を進め、無事に納品できたこともあり、クライアントからもしっかりした評価をもらえた時はとても嬉しかったです!また仕事への熱意が伝わり、その後も同じクライアントから仕事をいただけることになったので、やりがいと達成感を感じることができました。顔が見えなくても、お互いに信頼して仕事が出来ると実感したのを今でも覚えています。
―在宅ワークでお仕事を受ける時に工夫している点等はありますか?
本人確認書類の提出や、経歴の入力等は一見面倒に思えるのですが、自分の信用度を上げるため、またきちんとしたクライアントから仕事を受けるためにも必要だと感じ行いました。
後は秘書の時の経験を生かして、メールのマナーを徹底しました。顔が見えない分、メールやメッセージの文章や伝え方で印象がかなり変わってしまうので、いつも意識して大切にしています。あと、新しい仕事をする時には、自分の作業能力と仕事量はもちろん、子どもがまだ小さいので比較的短期間で終了するものを選んでいます。
―在宅ワークについて、家族や友人などからはどういった反応がありましたか?
周りは「在宅ワーク=内職でひたすらシールを貼ったり、何かを作ったり」というイメージが強く、パソコンで作業をしているというと少し驚かれました。(笑)主人も私の報酬を聞いて、きちんとした金額をもらえていることにびっくりしていました。安心・安全な環境でいい仕事が出来ていることで、主人も気持ちの面で支えてくれるようになったと思います。
―在宅ワークでたまったストレスはどのようにリフレッシュしていますか?
家族で楽しい時間を過ごすこと!これが一番です。在宅ワークで稼いだお金はいつも自分一人のためというよりは、家族のために使うことが多いですね。子どもの貯金に充てたり家族旅行に行ったり、美味しいものを食べに行ったりしています。特に在宅ワークは家族の理解と協力が必要かなと思っているので家族には感謝しています。
―家事、育児、仕事を両立するコツはありますか?
仕事を始める時に夫婦間でしっかり話して理解してもらうことにしています。
平日は主人の仕事が忙しく帰りも遅いので家事は任せていません。ただ休日は主人に子どもを見てもらって、数日分のご飯をまとめて作っておいたり、時間のかかる箇所の掃除をまとめてしたり、新しい仕事が始まる前に済ませられる用事をまとめて片づけたりしています。
―夫婦で協力されているのですね。
何をするにも子どもがいると自然と主人の協力が必要になってくるものです。日々の家事の役割分担こそありませんが、自分が立てたスケジュールを潤滑に進められるようにピンポイントでお願いすることはあります。あとは主人が晩御飯の片づけを手伝ってくれたり、一言「仕事は大丈夫?」と聞いてくれることでとても心強いです。私としては精神的なサポートが何よりもありがたいと感じています。
―精神的なサポートはうれしいですね
―今後挑戦したい仕事はありますか?
料理関連の仕事があれば挑戦してみたいです!好きなことを仕事にできたらやっぱりうれしいです。特に料理に関する記事を読んだりするのは自分でも好きなので興味ありますね。商品開発なども時間があれば取り組んでみたいなと思っています。
―最後にこれから在宅ワークを始める方にアドバイスを一言お願いします。
とにかくチャレンジしてみることは大切かなと思います。私も最初は不安だらけでした。特に主婦の方は仕事をしたい気持ちがあっても、その時間がうまく作れるのか不安になると思います。外で働くのとは違って子どもと一緒に生活しながら仕事をする場合がほとんどだと思いますし…。ただ私は今、子どもと離れたくなかったので、一緒に過ごしながら仕事もできる環境がとてもうれしいです。またパソコンでの作業が中心ですけれど、あまりパソコンが得意ではない方もできる仕事はたくさんありますし、これを機会に勉強してみるのもいいと思います。ほかでも役に立つことなので。とにかくたくさんの方に在宅ワークの良さを知ってもらってどんどんチャレンジしてほしいなと思います!!