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【働き方】仕事に自分を合わせるのではなく、自分のライフスタイルに仕事を合わせるから上手くいく。

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キャリアを活かしてやりがいのある仕事に就きたい、一度きりの人生、色々な仕事を経験してみたい、歳を重ねるごとに離れて暮らしている家族への想いが募る。など、「住みたい場所で自分らしく仕事をしたい」と考える人は少なくありません。
今回は都会から故郷へのUターンをし、ご主人と4匹の猫ちゃんと暮らしながら、在宅ワークで様々な案件を幅広く受け、アベレージヒッター的に活躍されているsietha_rd2さんに、キャリアの活かし方、また今後の展望についてお話を伺ってきました。

外で働く事ばかり考えていて、在宅ワークについては調べたことがなかった。

―以前は愛知県で企業向けのパソコンのインストラクターをしていると伺いましたが、在宅ワークを始めたきっかけは何だったのですか?
はい、30代半ばで愛知から松山に引っ越してきました。元々愛媛出身なので、帰郷ということになります。松山なら愛媛の県庁所在地だし、同種(パソコンインストラクター)のお仕事もすぐに見つかると思ったのですが、なかなか希望の条件のお仕事がなく、最初は社内ヘルプデスクや事務のお仕事をしてきました。事務のお仕事(パート)をしていた頃、頻脈と膝の疾患で、外で働くことが難しくなってしまいまして。治るまで仕事ができないなと諦めていたんです。そんな矢先に松山市の広報誌で在宅ワーカーの募集を見つけ、これだ!と思って応募しました。

―タイミングが良かったんですね。Job-Hubにとってもラッキーでした^^
私は外で働くことばかり考えていて、在宅ワークについて調べたことがなかったので、パソナテックさんやJob-Hubのことは松山市の広報で初めて知りました。パソナテックさんが松山にあるなんてとても幸運でした。

29歳の頃、個人事業主として初めてやった仕事はパソコン訪問指導のお仕事。毎日好奇心でわくわくしてました。

―初めてお仕事されたときのお話を聞かせてください。
初めてお仕事にエントリーするときに緊張はありませんでした。仕事内容や期間など詳しい情報をメールで知らせていただけるので、やってみたい気持ちになっていました。インターネットでの情報収集のお仕事でした。エントリーしたあとに、すごく難しかったらどうしよう、自分にできるかな?と少し不安もありましたが、好奇心が強いこともあって、とりあえず一件やってみたい、どんなお仕事なんだろうと期待で一杯でした。事前のメールで、不明な点は気軽に尋ねてくださいねと気遣っていただけたので心強かったのも、緊張しなかった大きな理由ですね。

―静かで落ち着いていらっしゃる印象なのですが、実は好奇心旺盛なのですね
すごく静かな印象ですか…!?賑やかな方ではないですが、ラボにお邪魔するときには特に猫をかぶっているかもしれません(笑)
29歳のときに初めて個人事業主としてパソコン訪問指導のお仕事をしたんですが、担当させていただく顧客が決まると連絡先と契約内容だけメールで送られてきて、どんな方か全くわからないお客様に挨拶とスケジュール調整の電話をかけるんですね。結構どきどきする方が多いみたいですが、私は好奇心でわくわくしてました。怖そうな方だと緊張しますが、一回目の訪問で少しでも打ち解けるぞ!と燃えてました(笑)

―元々、個人事業主のご経験が生きたんですね。現在は幅広くお仕事されているそうですが、受託の際に心がけている事はありますか?
在宅でのお仕事は外で働くことに比べて、自由度が高いというよさがあります。お菓子を食べても姿勢が悪くても誰も見てませんし(笑)でも、そうするとぐうたらな私はすぐだらけてしまうので、仕事時間中にはプライベートも家事も混ぜないようにしています。その代わり、夜や休日、主人がいる時間はプライベートタイムとして、時間が空いてても仕事はしないと決めています。ただ、お休み中でも至急の依頼や修正には対応します。自分のミスはもちろん、クライアントさんが協力を求めているときにはできるだけ力添えをする。それも在宅ワークでも大事な繋がりかなと思っています。

―メリハリを持つ、休みの日を作るって大事ですよね。仕事の時に集中するためにも。
そうですね。やるぞ!と気持ちを仕事モードに切りかえるのが私にとっては一番効果的ですね。お仕事を受託している期間は、10~15時 は必ず仕事の時間と決めてるんです。もうすっかり生活の一部になっていて、お仕事がないときも何かしてないと落ち着かないくらいです(笑)これからもメリハリを持って長く続けていきたいですね。

「このお仕事はまた私に任せてもいいと、思っていただけたんだな」と実感しました。

―ご家族やご友人からの反応はありましたか?特にご主人の反応はいかがでしたか?
私の周りでは在宅ワークをしている人がいなかったので、友人には最初「それどうなん?」「仕事あるん?」と心配されました(笑)
ですが、松山市の事業ということと、パソナテックさん が行っているということですぐに納得してもらえました。私は30代前半にも個人事業主として仕事をしていたので、自宅での仕事自体は初ではありませんでしたし。愛知時代は完全在宅ではなく、外でのお仕事の準備を自宅でする程度でしたが、主人は「ああ、あんな感じだね」とすぐに理解してくれました。
今では、コンスタントにお仕事をいただけていることや、一日数時間からお仕事可能だと話すと子育て中の友人はとても興味を持っています。

―少しずつお仕事が繋がってコンスタントにお仕事が来るようになったのですか?
そうですね、最初はお仕事とお仕事の間が空くことも、もちろんありました。在宅ワークを始めた当初は、紹介いただいたお仕事は、スキル的に不可能でない限り、とにかく受託していました。「パソナテックさんに名前を覚えてもらうぞ!」という気持ちで(笑)過去に請けたお仕事に近い内容のお仕事を紹介いただけたときは嬉しかったです。前回やったお仕事で、「このお仕事はまた私に任せてもいいと、思っていただけたんだな」と実感しました。
―再依頼って、前回やった事への成果の様で嬉しいですよね。

仕事で得るこっそり、小さな自己満足。

―在宅で働くからこその良さや、感じたことなど教えてください。
いろいろな種類のお仕事ができますね!外で働くとある程度やることが決まってしまいますよね。在宅ワークはデータ入力もあれば、自分の発想を言葉にしたり、自分の声を録音したり…これは少し気恥ずかしいですが(笑)「これ何に使うんだろう」と思う仕事もあって、それがあとになって、ニュースで新商品やサービスが紹介されているのを聞き「あ、あのときやったの、これじゃない?」なんて、少し嬉しいような気持ちになることもありますね~(笑)

―自分のやったお仕事が世の中に出てくると嬉しくなりますね
私が携わった量は本当にごく僅くですが、それでも嬉しいですね!守秘義務があるので誰にも話せませんので、こっそりと小さな自己満足です。お仕事で関わった商品やサービスを使ってみたくなりますね。

慣れてくるとついさっと目を通してしまいがちなのですが、大事なことなので気を引き締めるのも必要です。

―お仕事をバリバリとこなされているsietha_rd2さんにも、失敗したことはあるんですか?
マニュアルを読んではっきりとわからないことは確認しても、「ん…こういうことかな?」くらいだと、たびたび担当者さんに尋ねるのも申し訳なく感じて、そのままにしてしまうことがあったんです。
仕事を進めていくうちに気になって結局途中で確認するのですが、最初から聞いておけば二度手間にならなかったなと…。聞かずに進めて納品物に間違いが多いと、チェックしてくださる担当者さんの手間にもなりますし反省です。
あと、メール連絡が基本なのですが、要返信か場合によって返信かを読み違え、期限を過ぎて慌てて返信することもときどきあります…。慣れてくるとついさっと目を通してしまいがちなのですが、大事なことなので気を引き締めるのも必要ですね。

―依頼内容やメールはよく読まなければ。ということですね。依頼に限らずなんですが、メールや文章って、最後に大事な事が書いてある場合と、最初に書いてある場合とがありますよね
読んだ気になると間違いの元ですね…気をつけます。ですね、メールも文章も書く方によって違いがありますから、全体をきちんと読むのが大事ですよね…!

―在宅でのお仕事を初めてから身に着いたことや興味を持つようになった事はありますか

お仕事に役立つセミナーのご案内もあって、イラストレーターやライティングの体験をさせていただきました。イラストレーターのような専門的なツールは最初の一歩がなかなか踏み出せないので、自分と同じ在宅ワーカーさんが集まって、わきあいあいと講習が受けられたので親しみやすかったです。あと、Twitterですね。アカウントを作ったままずっと活用できてなかったのですが、Twitterを使うお仕事をいただいてから、どんな見方をすればいいかわかりました(笑)興味のあるジャンルや人、写真など、気軽な情報収集を楽しんでいます。

 

―私もTwitterは在宅ワークを始めた頃アカウントを取りました。情報収集などに活用するには個人事業主には手軽なツールですよね

そうなんですね。やはりTwitterで情報収集されているんですね。私も誰かもっと早くに使い方を聞けばよかったと思いました(笑)Twitterの良いところは興味がある方を気軽にフォローできるところですね。フォローした方のRTを見ているだけでも、とても参考になります。

自分の生活スタイルに合わせて仕事の幅が広がるよう、資格もとりました。


―リフレッシュやストレス発散についておすすめがあれば教えてください

ストレスはあまりない方なのですが(笑)、少し疲れたなと感じたら音楽を聴きながら体操をしたり、頭を空っぽにしてベランダの植物の手入れをします。ベランダにいると日光浴にもなって気持ちがいいですよ!気づくと1時間以上経っていて、冬の時期にはすっかり身体が冷えているので慌てて部屋に入ります(笑)それと、仕事中の飲み物を考えて買うのも楽しいですね。日本茶が好きなので、ほうじ茶や棒茶など何種類か買っておいています。今日はどれにしようかなと気分で選んだり、寒くなると牛乳で入れてみたり。とても気分がリフレッシュします。
 
―棒茶は初めて聞きました。どんな感じのお茶なんですか?
棒茶は加賀地方のお茶で、茎を焙じたほうじ茶のようです。ほうじ茶ですが焦げ茶色ではなく、蜂蜜より少し淡い色をしています。すっきりしているのにとても香ばしくて、渋さや苦みがなくて、ラテにしてもとても美味しいですよ!そういえば、大手飲料メーカーさんのペットボトル商品に加賀棒茶があるみたいです。私はまだ飲んだことがないのですが、見かけたら是非飲んでみて下さい!

―三年後、ズバリどんな自分を思い描きますか?
3年後ですか。50歳目前ですね(笑)肩肘張らず、やれることをやって行ければと思っています。これまでは出来る最大限の仕事がしたいと言う思いが強かったのですが、遠方に住む主人の両親、県内に住む妹や姪甥と会う機会を増やして、別居する家族を大事にしたい気持ちが強まっています。それを実現するため、自分の生活スタイルに合わせて仕事の幅が広がるよう、資格もとりました。在宅ワークでないとなかなか難しいことだと思いますので、3年後に上手く両立できていたらうれしいですね。

―どんな資格にチャレンジされたんですか?差支えなかったらお聞かせください
在宅ワークとは今のところ関連が薄いのですが、キャリアコンサルタントの資格を取りました。大雑把に言うと、就労や職業に関して相談者の方 と話しながら、進む道を探す手伝いをする仕事になります。こちらは1からのスタートですので、少しずつ経験を重ねて行きたいと思っています。

在宅ワークを始めたからこその発想や資格取得が生まれたんですね。キャリアコンサルタントのお仕事はテレワークしたい人や企業、または個人のフリーランスの方に需要が出てくると思います。がんばってください。本日はお忙しい中ありがとうございました。

sietha_rd2さんのお話を伺って、状況に自分を合わせ仕事の方向を変えても、そこで新たな発見や出会いにうまく乗ることで自分のライフスタイルに合ったお仕事が見つけられるんだなと感じました。大事なのはチャンスの女神の後ろ髪をちゃんとつかむ事かもしれませんね。

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