リモートワークに少しずつ慣れてきた頃、今度はオンラインでのコミュニケーションに壁を感じてしまっているさっちゃん。コミュニケーションが対面からオンラインに変わることでストレスを感じる理由とはー・・・?
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そんな中、2020年4月7日に発令された緊急事態宣言によって、翌日の4月8日からパソナJOB HUBも各拠点を含めたフルリモート体制に切り替わりました。もともと働き方としてテレワークやリモートが身近であったことや、リモート訓練として2月頃から定期的にリモートワークを導入していたことで、混乱することなくリモートに移行できました。
ところが、フルリモートになって数日が経過したある日、これまでリモートワークの経験があまりなかったJOB HUBメンバーのさっちゃんが、ハーリーくんへ最近の悩みを打ち明けます…。
リモートワークに少しずつ慣れてきた頃、今度はオンラインでのコミュニケーションに壁を感じてしまっているさっちゃん。コミュニケーションが対面からオンラインに変わることでストレスを感じる理由とはー・・・?
ハーリーくんはさっちゃんに、対面のコミュニケーションで意識していることを尋ねました。
さっちゃんから聞いた内容は、オンラインでのコミュニケーションが多いハーリーくんが普段意識をしていない内容でした。そこで、さっちゃんは視覚で得る情報を元にコミュニケーションをとっていることが多かったことに気付きます。
では、ハーリーくんとさっちゃんのコミュニケーションの違いは何でしょう?
さっき聞いた内容を整理するため、ハーリーくんを「オンラインコミュニケーション」、さっちゃんを「直接コミュニケーション」、と分けて考えてみます。直接コミュニケーションでは視覚からの情報を元に行動することが多いですが、オンラインコミュニケーションは言葉——。つまり「発信する行動」が一番なんです!!
直接コミュニケーションでは、行動に移す前にまず相手を見て、今話しかけても大丈夫かどうかを見計らい、忙しそう、話しかけにくそうだと判断すると、話しかける行動自体を後回しにしてしまうことがよくあるようです。
対してオンラインコミュニケーションでは、そもそも相手が見えていないので視覚情報に頼ることができません。とりあえず相手に発信することから始まります。電話やチャット機能、オンライン会議のセッティングなど、あらゆる手を使って機会を作ります。
もちろん、相手の様子を窺うことも大事ではありますが、オンラインコミュニケーションで一番大事なことは「まず発信!!」です。リモートワークに慣れてきた時こそ、コミュニケーションをとる前の情報収集ができないことに慣れ、コミュニケーションをクイックスタートさせるように意識していくと良いかもしれません!
また、オンラインコミュニケーションでは視覚情報がない、もしくは少ないので、「伝え方」や「言葉の選び方」は直接コミュニケーションのときよりもっと大事です。伝え方や言葉の選び方、説明の順番など、どうやったら相手に伝わりやすいか、文章表現力を発揮することを意識してみてください。
相手の様子を窺ったりタイミングを見計らったりすることは悪いことではなく、思いやりのある大切なスキルです。しかし、オンラインで空気を読みすぎると自身が発信するタイミングを逃してしまい、ストレスを抱える原因になりかねません。オンラインコミュニケーションで主に見えるのは共有しているスケジュールやチャットツールでの文章など、相手の表情が見えない情報ばかりです。空気を読む人はリモートワークを使って空気を読まずに発信して相手とコミュニケーションをとってみましょう!
いかがでしたか?双方がオンラインコミュニケーションに慣れていない場合は、一方が試すだけではあまり効果は出ないと思います。是非オンラインで悩みを共有して、より密度の濃いコミュニケーションを取りながら、解決策を考えてみてください!