会社名:朝日酒造株式会社
資本金:3億円
代表取締役社長:細田 康
従業員数:166名(2024年9月現在)
創業:1830(天保元)年
所在地:〒949-5494 新潟県長岡市朝日880-1
BEFORE
社内リソースやブランドを活かした、新規事業開発の必要性を感じていたが、社内に知見がない状態。
AFTER
新規事業として蒸留酒であるジンの「KUBOTA GIN」の製造と販売を開始。クラウドファンディングでは目標金額の290%達成。
当社は約200年前から日本酒製造を行う酒蔵で、代表銘柄は日本酒「久保田」です。ただ、昨今は、人口減少や若者の日本酒離れなどで、日本酒業界全体でも出荷量は右肩下がりが続いており、次の100年を見据えた新たな挑戦が必要と考えていました。
その中で、当社の「”美味しい”を提供する」という考え方をベースに、既存の社内リソースやブランドを活かし易い隣接事業である、食品やアルコール分野での新規事業参入を検討していました。甘酒や、柚子リキュールなど日本酒のカテゴリーに入らない製品も作ってきましたが、ジンという、全く新しい事業をゼロから立ち上げるという経験は当時の社内にはなく、知見が不足していました。
JOB HUB顧問コンサルティングから紹介いただいた方は、状況に合わせ柔軟に活動いただけそうだという印象を受けました。経歴的にも社長を経験されて経営者の視点をお持ちであり、事業会社で数々の新規事業に関わってもおられたので、組織の中でどう立ち回るのかという泥臭いところも理解されている方と思い、そこが決め手となりました。
顧問には、最初の企画の段階から製造や販売まで全ての工程で関わっていただきました。結果的として、「KUBOTA GIN」を製造・販売するという新たな挑戦を進めることができ、クラウドファンディングでは目標金額の290%達成というスタートを切ることできました。
顧問ご自身が商品の立ち上げを何回も経験されており、抜け漏れないようにアドバイスいただけたのは非常に助かりました。例えば、商品にあった販売手法や、メディア戦略、製造に関するアドバイスなど、当社の事情を理解した上で、顧問ご自身の経験をもとに意見を下さり、必要に応じて最適なパートナーを繋いでくださりました。これは教科書的な知識の提供だけではない、事業会社側での経験もある方ならではの良さだと思っています。
教科書であれば読めばいい。でも経験は手に入りません。
我々だけでやろうとすると時間とお金と人のリソースがかかるところを、顧問に入っていただくことでスピーディに立上げができた感覚です。
外部顧問の視点で内容や進捗に対する冷静な意見を頂くのはとても大切だと感じました。内部の人間だけで行っていると熱中している状態なので周りが見えていないことがあります。自分達の想いが強ければその方向にいってしまいがちです。軸をぶらさないようにするためにも、客観的に助言をして下さる外部の人を入れることは良いと思いました。
私たち朝日酒造は、この先も「新しい時代のおいしさ」を提供する企業でありたいと願っています。そのために、常にチャレンジは必要であり「KUBOTA GIN」もその一つとして、長く愛される商品に育てたいと考えています。
ぜひ手に取って私たちの想いを感じていただければ幸いです。
ジンの活動はまだ始まったばかりでこれから成長させていきたいと思っています。
これで終わりではありませんので、これからも期待してください。