会社名:株式会社地域新聞社
資本金:28,770万円
代表取締役社長:山田 旬
従業員数:285名
設立年月日:1984年8月28日
所在地:千葉県八千代市勝田台北1-11-16 VH勝田台ビル5F
BEFORE
旧人事制度が事業環境の変化に対応できておらず、評価基準が曖昧に。自社に適した人事制度に改定していきたいが、ノウハウが不足していた。
AFTER
等級ごとに求める役割を明確にし、成果を出す過程の定性的な部分も評価に組み込む。人事制度に対する感謝や期待の声が増え、貢献度の高さから制度設計担当者が社長賞を受賞。
人事制度を変えようと思ったきっかけは事業環境の変化です。当社はもともとフリーペーパーや折込チラシをメイン事業として行っていましたが、昨今WEB広告の事業も伸びていました。事業や働き方が多様化しているにもかかわらず、10年以上変えていなかった人事制度は、「何をしたら評価されるのか、どういうかたちで人材を育成していくか」が曖昧な状態でした。
人事制度は正解がなく、社員の働くモチベーションにも直接影響を及ぼします。だからこそ、自分達で考え、自分達で作っていきたいと感じておりました。そのため、先輩のような立場で一緒に伴走いただける顧問の存在はとても理想的でした。実際に、JOB HUB顧問コンサルティングからご紹介いただいた顧問とお話した際、ロジカルな考え方や納得感のあるアドバイスに期待以上の安心感を覚え、サービス導入を決断いたしました。
顧問からのアドバイスをもとに等級ごとに求められる役割の明確にしていき、誰もが納得できる評価制度を意識して作っていきました。
特に印象的だった部分は、コンピテンシーの考え方。これまでも等級ごとに求める人物像が文書化されたものがありましたが、どれくらいの人が意識できていたか、評価と結び付けられていたか、は疑問でした。成果を出すことも大切ですが、成果を出すまでのプロセスや行動の部分も大切です。そういった定性的な部分もフォーカスをあてていけるように、コンピテンシーの考え方を取り入れてくださったのは感謝していますね。
また、人事制度定着には評価者の研修も不可欠です。評価者トレーニング研修も人事制度構築と同じ顧問に担当いただき、評価者から出た意見や疑問点に対してもしっかり対応いただきました。もちろん始まったばかりなので、まだまだ評価者によって差があることも事実です。ただ、今回は「人事制度を育てていく」という点にもフォーカスを当てていきたいので、会社の方針や制度の取り組み状況によって、中身も柔軟に変えていきたいと思っています。そういった制度作りの土台を作れたのは成果の1つですね。
社員からの感謝や期待の声を聞く機会が増え、私自身もやりがいを感じておりますし、少しずつ会社全体が良くなっていることを実感しております。
今回の制度改定は正社員だけになっていますが、今後はパートや契約社員などいろんな働き方をしている方に働きやすさ、やりがいを提供できるようにしたいです。
地域新聞社で働いている皆さんが自分の役割や目標を持つことによって、より日々の仕事にやりがいを感じ、そして楽しく働ける。そんな場所を提供するのが会社の役目だと思っています。会社にとっても、働いている人にとっても、WinWinの関係性が築けるような制度に育てていきたいですね。