【顧問導入事例】同一労働・同一賃金の対応から人事制度を刷新

導入の決め手

弊社では様々な雇用形態の社員がいるため、同一労働・同一賃金への迅速な対応が必要になっておりました。もちろん、社内でも進めることはできましたが、制度の妥当性評価が難しく、検討内容の抜け漏れなどには不安を感じていました。

また、弊社ではわずか3名の人事担当者ですべての人事領域を見ているため、制度設計を進めるにしても時間とマンパワーに限りがあり、充分な検討が難しいと考えていました。

貴社の顧問サービスのお話を伺った時、実経験を持つ有識者が入り、一緒に制度設計や策定を進めることができるという点は弊社の当時の状況を鑑みると、とても魅力的に感じました。導入を決断するまでのスピードは速かったと思います。

実際に得られた成果

今回のプロジェクトでは、同一労働・同一賃金への対応のみならず、今後の人事制度刷新も進めることができました。弊社内ではこんなことをしていきたいという基本的な考えはありましたが、この考え方が果たして良いのかどうかの妥当性評価ができなかったため、客観的な視点をいただける顧問の方は非常に助かりました。

今回の制度は、働く社員のキャリア形成を踏まえた設計にできたため、社内からの評判が高い上、人財育成の基盤ができたと感じています。様々な社員から理解を得られ、より納得性のある制度ができたことは着手して一番良かったなと思えるポイントです。 また、顧問の方のサポートのもと、自社内で進めたことで、私たち人事担当者のスキルアップと大きな自信にも繋がりました。

現在も継続して運用面でのアドバイスもいただいております。制度は作ってからが本番。今後も制度のしくみ自体が浸透できるよう、随時相談しながら、中長期的に制度の最適化に繋げていきたいと考えています。

今後の展望

弊社を含めクラレグループ全体で2022年～2026年まで5年間の中期計画を策定しています。当人事労務部としても中期計画に合わせてスタートした新人事制度が2年目に入りました。軌道に乗せていくことの難しさをひしひしと感じながら運用しています。

社員がより満足し納得できる制度に改善していくことも大切ですし、何より人事制度とリンクする人財育成の体系化も重要です。なぜなら弊社では社員の成長が会社の成長を作り出すと考えているからです。今後は社員が自身のキャリアについて考え、自ら成長を実感できるしくみと制度を構築していきたいです。

弊社にとって人財育成は中長期の重要なテーマになりますので、常に改善していきたいと思います。これからも顧問の方には、人事労務の様々な面でお力をお借りしながら在りたい姿を目指していきたいと考えております。