緊急事態宣言でリモートワークが週1回から毎日へ切り替わったaritaさん。単純に在宅ワークの環境づくりを紹介するというよりは、より質の良い仕事をするための環境づくりとしたほうがしっくりくるような、ワンランク上の工夫を紹介していただきます!
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「テレワーク」「リモート」「在宅勤務」。これまではごく限られた人たちの間でしか親しみがなかったこれらのワードが、コロナ禍の影響ですっかり定着しましたね。会社員ではありますが比較的自由な勤務形態の私は、これまでも週1日程度でリモートワークをしていましたが、3月中旬からほとんど自宅で勤務することになりました。
そこで見えてきた「リモートワークの敵」に対抗するために考えた、私なりの策をご紹介したいと思います!
さて、これを読んでいる皆さんの中には、きっとすでにリモートワークをしている方も多いと思います。
皆さんはリモートワークをどのように感じていますか? 通勤時間もなく、自由に音楽をかけたり等、自分の好きなスタイルで仕事ができるようになり快適な部分が多いかと想像します。(お子さまのいるご家庭は大変かと思いますが…)
ただ、他の人の視線がない分、自分の中の悪魔が囁くことも否めませんね。
ミーティングなどがない限り人との会話もなく、だんだんその状況に飽きてきます。さらに現場がくつろげる「自宅」ということもあり、自分の中の悪魔と天使が戦闘…。
その戦いに天使を勝たせるべく、私は「強制的に仕事環境を変える」という戦法を用いています。
私は家の中でに3つの仕事場スタイルを作りましたので、ご紹介します!
まずはダイニングテーブルを仕事机にチェンジ!
ここがメインの仕事場です。学生時代、勉強机に設置していた電気スタンドを持ち出してきて明るさもバッチリ。
食事のための机なので、姿勢が保たれ、最も集中できるのがダイニングテーブルだと思います。
ポイントはサイドテーブルと少し離れたところに置いてあるスピーカー。会社の机よりも狭い分、机に飲み物を置いておくと危険です。そこで、ダイニングテーブルより少し低い高さのサイドテーブルに飲み物やお菓子を置いています。
また、スピーカーを使うことにより、パソコン本体から音楽を流さずに済すむため、パソコンの充電が長持ちします。また、耳から近すぎず、BGMによりカフェのような雰囲気も作り出せます。
朝一番にここに座り、メール処理などのルーティーンワークをしています。
気をつけていることは、テーブル周辺に仕事に不必要なものを置かないこと。買ってきた食材や郵便物などをつい置きがちですが、気が散るのと仕事のスイッチが入りにくいので、不必要なものは置かないように気をつけています。
昼食後はソファーに移動します。ここで登場するのがサイドテーブルとして使っていた小さなテーブルです。
このソファーはあまりふわふわせず、ロータイプではないため、リラックスしすぎず仕事ができます。
また、このスタイルの良いところが、ソファーの上であぐらをかけることです!ゴリゴリのエンジニアや天才が椅子にあぐらをかいて、パソコンの黒い画面に謎の文字列をひたすら入力している…というようなシーンを漫画やテレビで見ることはありませんか? 確かにこのスタイル、集中できると私は思います。会社であぐらをかくことなんてできませんので、家だからこそ実現できる集中スタイルだと発見しました。
最後に座椅子とこたつテーブルのセットです。
学生時代から一緒に暮らしているこたつと座椅子。食事場所でもあるので、私にとっては一番馴染み深い場所です。しかし、問題なのはこのスタイルは姿勢が悪くなりがちです。
一人暮らしの友人の間でもダイニングテーブルはなく、座椅子やローソファー、ローテーブルの家も多いようで、「身体が痛い」と嘆く声を多く聞きました。(ちなみに「椅子購入補助金」という補助が出ている会社も結構あるらしく、とてもうらやましい限りです。)
姿勢が悪くなるため多くは使いませんが、気分を変えたい時にここでも仕事をしています。
さて、次に快適なリモートワークに欠かせない私の必須アイテムをご紹介します!
リモートワークの醍醐味は、自分の好きな音楽をかけながら仕事ができること! 私は心からそう思っています。仕事の間ずっとYouTubeで音楽をかけています。
先述の通り、パソコン本体から音を出しているとパソコンに負荷がかかり、熱くなる上、バッテリーがなくなるスピードも速いです。そのため、スピーカーを通して音楽を流すことをおすすめします。
香りには様々な作用があることはご存知ですね。香りを楽しむ方法も様々ありますが、私がおすすめしたいのはアロマプレートを使う方法です。
【メリット】
・電気がなくてもOK
・倒す心配がない
・香りが強すぎない
この3点が他の方法にはない良さだと感じています。プレートに好きな香りのアロマオイルを垂らしておけば、しばらく香りが続きます! 物にもよるかもしれませんが、私が持っているアロマプレートは3日程度香りが持続します。
ミストが出るアロマディフューザーはコンセントが必要かつ、パソコンの近くに置くのもなんとなく不安です。また、オイルに木製スティックを挿して楽しむタイプは、万が一倒してしまうと大惨事です。
ところが、アロマプレートならそれらの心配もなく、手元で香りを楽しむことができます。もしアロマプレートがなくても、100円ショップにもある「珪藻土プレート」(本来の使い方は石鹸置き)などを代用すれば気軽に取り入れることができますよ。
ほとんど動かないリモートワーク最大の敵が「腰痛」。特に私は腰痛持ちなのでこのアイテムに頼っています。正しい姿勢で楽に座れるようサポートしてくれる補助チェア、これがあるだけで身体への負担がかなり軽減されている気がします。
ルーティーンとして「朝にコーヒーを飲む」という方は多いと思います。新聞を読んだり、コーヒーを飲むことで仕事のスイッチを入れる。仕事環境が変わってもルーティーンを維持することはとても大切です。
私はブラックコーヒーを飲むことが意識を仕事へ切り替えるスイッチになっています。机が狭い場合、万が一の被害を最小限に抑えることができる、フタができるカップの使用をおすすめします。私はさらに内側が魔法瓶になっているカップを家でも職場でも愛用しています。これさえあれば朝入れたコーヒーが夕方までほんのり温かく保たれるのです。
職場でも家でも同じアイテムを使用するということも、仕事への意識を高めることになっていると感じます。
最後に、私がこのコロナ禍になったことで作り上げたお気に入りの空間をご紹介します。
それはベランダです。以前から欲しかったハンモックを設置するちょうど良い機会と思い、思い切って購入しました。夏によくキャンプをするので、持っていた小さなローテーブルとキャンプチェアも出動させ、さらに人工芝も敷いて、裸足エリアを完成させました。
天気が良い休日はここで本を読んだり、昼寝をしてリラックスします。外出自粛が求められる環境下で、外の空気を感じられる幸せな空間です。
リモートワークが2ヶ月が経過し、主軸の働き方になった私の「リモートワークを楽しくする工夫」をご紹介しました。
ポイントは、”仕事に集中できる状態を強制的に作り出すこと” と、”いかに仕事環境とリラックス環境を分けるか” だと思います。
人と会話する機会が激減して憂鬱な気分になることもありますが、音楽を聴いたり、香りを楽しんだり、姿勢を変えて仕事に取り組むことで、楽しみながらリモートワークができていると感じています。
部屋の広さや環境は各個人で違いますが、皆さんに少しでも取り入れてもらえることがあれば嬉しいです。