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組織人事課題

フリーランス人事になるメリットや必要なスキル、案件獲得方法について解説

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フリーランス人事とは、フリーランスとして「人事業務」をこなす人です。企業に所属する正社員やアルバイトとは異なり、特定の組織に所属せず、クライアントから直接的に仕事を受託します。

従来よりフリーランスのエンジニアやデザイナーは存在したものの、人事のようなバックオフィス業務は、企業に所属するスタイルが主流でした。しかし時代の変化に伴い「フリーランス人事」が増え、実際に採択する企業も見受けられます。

この記事では、フリーランス人事になるメリットをはじめ、必要なスキルセット・案件の具体的な獲得方法についても解説します。フリーランス人事になりたいと考え、一歩を踏み出したい人は、ぜひ当記事を参考にしてください。

フリーランス人事の需要が高まっている背景

フリーランス

フリーランス協会の調査によると、フリーランスで人事業務を行う人は全体の2.8%であり、順位としては9位に位置します。また日本最大級のクラウドソーシングサービスを提供する「ランサーズ株式会社」によると、広義のフリーランス人口はおよそ1,577万人です。簡易計算ではあるものの、フリーランス人口1,577万人の2.8%は「約44万人」であり、多くのフリーランス人事が活躍するといえます。

フリーランス人事の需要が高まる背景には、ビジネス環境の変化が挙げられます。働き方改革が叫ばれるなか、コロナによって、柔軟な働き方を提唱する動きが加速しました。加えて、少子高齢化による労働人口減によって、人手不足に悩む企業も見受けられるでしょう。変化するビジネス環境に対応すべく、企業は「柔軟な人材活用」の必要性に迫られる傾向にあり、人事部門もフリーランスを採択するケースが増えています。

※参考①
※参考②

正社員としての人事との違い

サラリーマン

正社員人事とフリーランス人事で、業務内容に大きな違いはないものの、雇用形態による違いは見受けられます。フリーランスは案件ごとに仕事を請け負うケースが多く、常時雇用の正社員と比較すると、限定的な範囲で仕事を任されることが多いでしょう。背景には、「在籍する正社員人事では業務がまわらない」「人事の知識を有する人が足りない」など、現状のリソース不足を補う目的があります。

ほかにも、人事部門にかける労働コストを減らすべく、すべての人事業務をフリーランスに任せるケースも見受けられます。フリーランス人事として、クライアントからの信用や評価が高まれば、さらに広範囲での仕事を依頼されることもあるでしょう。

フリーランス人事として働くメリット・デメリット

カフェで仕事

正社員人事ではなく、あくまで「フリーランス人事」として働くことに、どういったメリット・デメリットがあるのでしょうか?

フリーランス人事として働くメリット

まずはフリーランス人事として働くメリットについて解説します。

スキルアップ・キャリアアップの機会になる

正社員人事は1社で腰を据えて働くという関係上、「業務範囲」や「やり方」が制限されることも多いでしょう。

フリーランス人事として働くと、複数の企業案件を同時に請け負うことも可能なため、多様な案件や業務内容に携われる機会が増える傾向にあります。複数の案件に携われば、クライアントごとのルールや方法に触れる回数も多くなり、新たな発見や可能性を見出す事例も見受けられます。そのため、正社員人事よりも、スピーディーにスキルアップする人も存在するでしょう。明確なキャリアプランを持つ場合には、キャリアパスに即した案件を選び、着実かつ計画的にレベルアップすることも可能です。

自由な働き方を実現

フリーランス人事は特定の企業に属さず、自分で「請け負う仕事」を選べるため、自らのペースで働けます。リモートワークが可能な案件を選べば、好きな場所で仕事ができることから、自宅や海外であっても対応が可能です。通勤をしないため、移動時間を有効活用でき、混雑時の電車移動が苦手であれば「満員電車に乗るストレス」から解放されるでしょう。

また、勤務時間が固定されない仕事であれば、自分の時間も柔軟に調整が可能です。

育児や介護を行う場合にも、正社員として働くより、仕事との両立も実現しやすくなるでしょう。自由な働き方によって、ワークライフバランスを大切にでき、オンオフのメリハリをつけることにつながります。

高い収入を得られる可能性も

正社員人事の場合は、毎月の給与金額が固定されているため、どれだけ仕事をこなしても手元に入る金額は一定です。実力が評価されて昇給しても、収入の上限には限りがあるでしょう。一方でフリーランス人事として働くと、実力によっては、高い収入を得られる可能性があります。

一定以上の経験やスキルを保持し、他者との差別化ができているフリーランスは、正社員より「はるかに高額な収入」を得ている事例も存在します。クライアントからの信頼が高くなれば、より高度で高額な案件を任されることもあるでしょう。また複数のクライアントから仕事を請け負う場合にも、すべての収入を合計すると、正社員人事よりも高額な収入金額になるケースも見受けられます。

こちらの記事もおすすめ:【働き方】フリーランスで自分らしくキャリア形成しよう

フリーランス人事として働くデメリット

フリーランス人事として働くメリットについて解説します。

収入が安定しない

フリーランス人事は、毎月一定の収入が保障されるわけではなく、収入が安定しない傾向にあります。継続的に仕事をこなしていても、案件が途切れるケースや、クライアントの都合で支払いが滞ることもあるでしょう。フリーランスとして働く場合には、ある程度の貯金を確保する姿勢も大切です。

福利厚生面で見ても、正社員のように「会社による社会保険料の折半」はないため、年金や健康保険の全額を負担します。自ら仕事を獲得する姿勢も不可欠であり、常に営業活動を行う心構えも必要です。収入が安定しないため、お金の悩みを抱える人も見受けられます。

リスク管理を自分で行う必要がある

正社員人事は「企業という組織」に所属することから、問題発生時には企業が守ってくれる傾向にあるでしょう。クライアントとのトラブルが発生し、個々での対処が難しいレベルになれば、組織として問題に対応します。一方でフリーランスは組織という後ろ盾がないため、クライアントとトラブルに発展しても、自分で対処するしかありません。また、正社員の場合、病気やケガで働けない状態になれば、他のスタッフが代打としてサポートします。フリーランスが病気やケガになっても、自分の代わりは存在しないため、「無理をして働く」か「案件を断る」かの二択です。

フリーランス人事の主な仕事内容

オンライン面談

フリーランス人事は主に、企業から「業務委託」という形で依頼を受けます。業務委託とは、特定の企業と雇用契約をせず、案件単位での契約をする形式です。報酬形態は、成果物の納品や指定業務の遂行などで判断する「成果報酬型」を採択するケースが多いでしょう。

業務委託として働く「フリーランス人事」は、主にどういった仕事を行うのでしょうか?ここでは、フリーランス人事の主な仕事内容について解説します。

採用業務

少子高齢化による労働人口減により、人材の獲得に苦戦する企業は増えており、常に採用活動を実施している事例も見受けられます。年間を通して実施される採用業務のすべてを企業担当者が担当すれば、通常業務に支障が出る可能性もあるでしょう。

そこで採用業務をフリーランス人事に委託し、効率的に採用活動を進めるケースが増えています。フリーランスに依頼する採用業務は、書類選考・求人票の作成・自社採用サイトの管理など、多岐にわたります。面接の経験が豊富なフリーランスには、面接官として実際の面接に参加してもらうこともあるでしょう。また、入社後の研修やフォローアップを担当するケースも見受けられます。

労務管理

労務管理とは、従業員の勤怠や健康など、労働環境を適切に維持すべくサポートをする仕事です。給与計算・社会保険の手続き・メンタルヘルスの管理などを適切に実施することで、従業員は安心して業務に取り組めるでしょう。

労務管理は一見すると地味な仕事であるもの、業務内容は多岐にわたり、多くの時間を費やす傾向にあります。「知識を有する人材がいない」や「人事担当者の業務量を見直す」などの観点から、外部のフリーランス人事に業務を依頼するケースも増えています。

また労務管理は、給与計算や社会保険の手続きなど、豊富な経験がないと対応が難しいことも事実です。経験が浅いフリーランス人事では、依頼を受けられない可能性もあります。

人事制度設計

人事制度とは、人事管理を適切に遂行するための仕組みであり、企業経営を進めるうえでの要です。人事制度設計では、以下のような内容を設計します。

  • 等級制度…職能資格・職務・役割の3種類に大別され、従業員をランク分けします
  • 人事評価制度…従業員の頑張りを適切に評価すべく、公平な制度設計が必要です
  • 報酬制度…人事評価制度と連動させる事例も多く、仕事ぶりを報酬に反映します

等級制度・人事評価制度・報酬制度は密接に関わっています上記以外に、福利厚生の整備や就労管理の管理なども、広義の意味で人事制度設計に含まれます。昨今では、上記のような人事制度の設計を外部に依頼するケースも多く、経験が豊富で知見のあるフリーランス人事に任せる企業も存在するでしょう。とはいえ、人事制度設計は、会社の将来を左右し得る重要な仕事であるため、担当できるフリーランス人事は限定されることも事実です。高い知識を有するのはもちろんのこと、企業の立ち位置やビジネス環境の変遷に応じ、適切な内容を設計する力が求められるからです。

自身がフリーランス人事として働き、人事制度設計まで任されるようになれば、キャリアを認められたといっても過言ではありません。

人材育成や各種研修の開催

人事部門には、「適切な人材確保」と「人材の有効活用」が求められます。

「適切な人材確保」では、一定以上のスキル保持者を確保し、スキルが不足する人材には能力の底上げを試みる必要があるでしょう。また一定レベルの人材を確保できても、各人材を有効活用できる社内体制でなければ、宝の持ち腐れに終わります。そのため、人事部門では「人材の有効活用」ができる仕組みづくりも必要です。

上記を踏まえ、人事部門では「人材育成」や「研修開催」を実施するケースも多く、近年ではフリーランス人事が担当する事例も増えています。

人材育成では、個々に合わせた教育プログラムの実施やスキル管理などが挙げられるでしょう。研修の開催では、新人研修・マネジメント研修・キャリアアップセミナーなど、社員の状況に応じた多様な内容を展開します。

適切な「人材育成」や「各種研修の開催」を行うことで、社員の意欲向上や組織の活性化にも寄与するでしょう。

フリーランス人事に必要なスキルセット

人事

フリーランス人事として仕事を獲得し、安定的に収入を得ながら活躍したいと考える場合には、「人事業務」および「労務管理」におけるトータル的な知識が必要です。ほかにも、プラスアルファの習得したいスキルが存在します。

フリーランス人事に必要とされる主なスキルセットは、以下の通りです。

課題の特定・解決力

人事業務には、十人十色である「人間」を対象にする特性上、常に課題はつきものです。そのため、現状の課題を特定する力と、与えられた課題を解決する力が求められます。また単に課題を特定するだけでなく、課題の大小を見極めたうえで、優先度をジャッジする必要があるでしょう。早急に解決すべき問題から対応するものの、優先順位の低い問題も、状況が変化すれば「優先度の高い問題」と化すケースも見受けられます。優先度が高くなれば、現在進行形で課題解決に向けて進める内容に加え、新たなタスクとして捉える必要があります。

それぞれの課題に合った適切な解決方法を見出すだけでなく、実行する行動力も不可欠です。周囲の協力が必要な場合には、「誰に」「何を」「どういったタイミングで依頼するか」も判断し、適切な指示出しも求められます。

プロジェクト管理(プロジェクトマネジメント)能力

人事業務を遂行するうえで、複数のプロジェクトを同時に進めるケースも多いでしょう。たとえば、企業戦略を立案しながら、採用業務や人事評価業務などを併行して進めることも、日常茶飯事です。同時に業務をこなすには、プロジェクト管理(プロジェクトマネジメント)能力が求められます。

プロジェクト管理では、スケジュール調整はもとより、人材や予算などの「与えられたリソース」を有効活用し、適切にプロジェクトを進める企画力も必要です。プロジェクトを進行する際に問題が発覚すれば、適切な対応策を講じつつ、再度のスケジュール調整やリソースの配分変更も求められるでしょう。また、フリーランス人事という特性上、上司やチームメイトがタスク管理をサポートしてくれることはなく、すべて自己責任で対応する必要があります。プロジェクト管理に失敗すれば、案件を失うこともあるため、プロジェクト管理能力を常日頃から養うことを心がける姿勢が必要です。

基本的なITリテラシー

世の中には多様なITツールが存在し、人事業務においても、労務管理や採用活動などで「ITツール」を使用するケースが見受けられます。人事に関する豊富な経験・知識があっても、企業で導入するITツールを使えなければ、業務に支障が出る可能性も否めません。そのため、フリーランス人事にも、基本的なITリテラシーが求められます。パソコンやメールの操作経験や、WordやExcelなどの活用経験を、フリーランス人事採用の最低条件として掲げるケースも多いでしょう。

加えて、以下のような経験を必須条件とする企業も存在します。

  • インターネットでの情報収集経験
  • 人事関連ツール(例:会計ソフト、人事評価システム)の操作経験

インターネットには多くの情報が掲載されているため、大量の情報から「必要な情報を抽出する力」や「情報の正確さを判断する力」も必要とされます。

あるとより活躍できるスキル

組織に所属しないフリーランス人事は、受け身の状態では案件獲得が難しく、積極的に営業活動を行う姿勢が求められるでしょう。固定の仕事が存在しても、クライアント都合で契約終了になるケースも見受けられるため、リスク回避の意味でも、複数の案件を保持し続けることが大切です。案件を獲得し続けるには、営業力が欠かせません。営業力は話術にとどまらず、「提案書の作成スキル」「プレゼンテーション能力」など、多岐にわたります。そのうえで、自分の魅力を最大限にアピールできるよう、ライバルとの差別化を図れる能力も必要です。

クライアントの課題を見抜き、適切な提案もできるような「コミュニケーション能力」を保持していると、より多くの仕事や責任度の高い仕事に携われる可能性もあるでしょう。

フリーランス人事が案件を獲得する方法

フリーランス人事として活躍したいと思うものの、具体的な「案件の獲得方法」が分からず、二の足を踏むケースも見受けられます。経験やスキルがあるにも関わらず、案件獲得に向けて行動できない状態は、非常にもったいない状況です。

ここでは、案件獲得に向けた3つの方法を紹介するため、自身に合った方法をチェックしてみましょう。

プラットフォームを活用する

近年では、インターネット上に、フリーランス人事の案件獲得ができるプラットフォームも増えています。たとえば、「仕事を依頼したい人」と「仕事をしたい人」を結ぶ【クラウドソーシング】や、自身のスキルを商品化して販売する【スキルシェアサービス】などが代表例です。クラウドソーシングやスキルシェアサービスを活用すると、求人情報の閲覧・検索はもとより、企業から直接的に案件を紹介してもらえる可能性もあるでしょう。フリーランスとしてスタートしたばかりの時期には、未経験者向けの案件選びをおすすめします。経験を積み、自身のポートフォリオを充実させれば、多くの企業から声をかけてもらえる可能性が高まり、より高額な案件への挑戦も可能です。

ソーシャルメディアを活用する

フリーランス人事の仕事を探す際に、ソーシャルメディアの活用も役立ちます。実際に「X(旧Twitter)」「Linkedln」「Facebook」などを通じて、案件獲得を成功させる事例も見受けられます。

フリーランスとしての経験が浅いうちは、ソーシャルメディア上に掲載された「企業の募集案件」に応募することが多いでしょう。経験を重ね、自身のポートフォリオが充実してくると、自らがソーシャルメディア上で発信するケースも見受けられます。自身の魅力を最大限にアピールできる文章や資料を作成し、適切なハッシュタグをつければ、企業の目から止まりやすくなります。とはいえ、フリーランス人事の案件探しをソーシャルメディアのみで完結する事例は少なく、他の方法と併用する人が多いでしょう。

人材紹介会社へ登録をする

転職活動で人材紹介会社へ登録するように、フリーランス人事の案件探しでも、人材紹介に登録する方法があります。人材紹介会社を利用する最大の魅力は、自らが案件獲得をせずとも、自身のスキルや希望によって、最適なプロジェクトを紹介してもらえることです。

プロの視点が入るという特性上、先述の「プラットフォームの活用」や「ソーシャルメディアの活用」よりも効率的な仕事探しが可能になるでしょう。求職者は完全無料で利用できるため、費用面でも安心して利用できます。

また人材紹介会社を通じて案件探しをすると、複数の企業案件を紹介してもらえる傾向にあり、収入を安定的に維持しやすくなるでしょう。万が一取引先との間にトラブルが発生した際に、人材紹介会社のサポートを受けた事例も見受けられます。

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※参考①:ランサーズ株式会社_『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』発表
※参考②:フリーランス白書2023(フリーランス協会)

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