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リモートワーク

【在宅ワーク】ITエンジニアの葛藤?!本当にエンジニアはリモートワーク向き?

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こんにちは。JOB HUBでエンジニアをしております”つむつむ”です。。

私はリモートワーク経験が長いのですが、リモートワーク経験の浅い人と一緒にリモート環境で仕事をすると、なぜかお互いにやりにくさを感じてしまったり、コミュニケーションミスが多発し仕事に影響が出てしまったりすることも多く、チームとしてリモートワークを円滑に進めることは仕事生活を左右する重要な要素と捉えています。

今回は、そんな課題感を持ったエンジニアによる「エンジニアのリモートワーク」についてお届けしたいと思います。

エンジニアと在宅ワークのイメージ

最近では「リモートワーク」は一般的な用語として認知されているので、色々な方がリモートワークを体験されていると思います。

しかし一昔前には、JOB HUBが提供する「仕事の受注から納品までをオンラインで完結する」という仕事スタイルは何故かエンジニアやデザイナー向けだと思われており、リモートワークは世間一般からは少し距離感のある言葉だった記憶があります。

その一方エンジニアの世界では、場所に縛られない働き方をする「ノマドワーカー」たちが若いエンジニアたちの憧れとされたり、Ruby on Railsの開発元として有名な会社がリモートワークを褒めちぎった(と世間では思われている)本出版したり、リモートワークへの期待値は嫌が応にも高まってきた経緯があります。

そんな世間との温度感のズレもあってか、エンジニアが理想とするリモートワークにはどこか「限られた人たち向けのリモートワーク」というイメージがついてまわっていたように思います。

エンジニアは在宅ワーク向き?

さて、そのように少し特殊な文脈でエンジニアの世界に導入された「リモートワーク」ですが、実はエンジニアならではの不利な条件が多々あり、エンジニアといえばリモートワーク、という世間のイメージとのギャップを感じるケースが増えてきました。

チャットツールの功罪

例えば最近のコミュニケーションツールといえばチャットツールですが、上手く使えば便利な反面、コミュニケーションスタイルとしては実はエンジニアには向いてないのかなーと思うことがよくあります。

個人的にはプログラムの最中は上手く会話に返答できないことが多いので、プログラムの途中にチャットで話しかけられても一旦見ないことにすることがあります。他の職種の方にはイメージしにくいかもしれませんが、プログラム作業をしていると脳内がプログラム用のモードになってしまい、人の会話の言葉への切り替えが上手くできないことがあるためです。

これは具体的にはどういうことかと言いますと、例えば街で英語圏の方に話しかけられてその英語を理解しようとしている場面を想像してみてください。もちろん日本人が本当に英語モードに入れることは稀ですので、脳は英語を聞き取ろうと努力している状態になります。この理解できないけど理解しようとしている状態がプログラムという作業だとイメージしてみてください。

その後で外人の方が急に日本語に切り替えた場合、脳内は英語を聞き取ろうとしている状態なので、一瞬何を言われてるのかわからなくなるかと思います。これがプログラム中に人にチャットで割り込まれた状態で、この状態のエンジニアはいくら地頭が良くてもコミュニケーション能力が高くても、いつもよりは頭の回転数が落ちた状態になってしまいます。

この状態でチャットツールに向かうと、あまり上手ではない日本語で話すことになります。また人間の脳は文脈の切り替え時に大きなエネルギーを使いますので、大幅に集中力が低下します。こういった意味でも作業をする時間は作業に専念した方がいいのですが、チャットツールの割り込みは結構気になってしまう人も多いと思います。

プログラムについての会話

またプログラムについての会話は、エンジニアがもっとも苦手とする行為の一つだと思います。プログラムという他言語の内容を上手く理解して、会話する言語に翻訳して、相手に伝わるように表現する、という3段階の処理が上手くないと成立しないからです。

もちろんこの行為自体は業務上必須ですし、リモートワークでなくても日常的に行われることなのですが、チャットなどで会話していると「相手に伝わるように表現する」ことができない場合に致命的なコミュニケーションミスにつながってしまいます。対面だと会話の様子などから伝わってくる情報で補足することができますが、それがなくなってしまうため、発信者のコミュニケーション能力によって情報の伝達量が変わってきてしまうんですね。そして悩ましいことには、多くのエンジニアのコミュニケーション能力はそれほど高くないという職業文化的な制約もあります。

エンジニアは団体競技!

さて、マンガに出てくる天才的エンジニアは1人で仕事を完成させられて本当にすごいと思いますが、これはあくまでマンガでのお話です。エンジニアの個人ごとの能力差は最大で数百倍だとスティーブ・ジョブズが言っていましたが、そのような天才的エンジニアは本当に稀な存在で、そんなスタープレーヤーたちが揃った環境で仕事ができることはほとんどありません。

現実の世界では一般的な能力値のメンバーをまとめて課題を分割して解決していきますので、世間のエンジニアのイメージにあるような職人やクリエイターというよりは、団体競技のプレーヤーに近いのかなと思います。

また納期や品質を達成するためにも、できるだけメンバーのスキルセットに合わせた細分化された工程での作業が求められますので、またも世間のエンジニアのイメージとは異なるかもしれませんが、かなり密なコミュニケーションとチームワークが求められる職種だったりします。

リモートワークできるエンジニア

このような状況下で集中してリモートワークをしようとすると、アナログですが自身の作業への割り込みを減らしたり、短いコミュニケーションで伝えたいことを的確に表現するなどのコミュニケーション面での工夫が必要になってきます。

仕事の前後関係を考えよう

これはエンジニアに限ったことではないと思うのですが、複雑に細分化された仕事は前後関係が読みにくいため、仕事の完了見込みを立てて仕事をすることがままなりません。仕事を実施する前には、その仕事の前提条件と後工程を意識して物事を進めていかないと手戻りが発生しますし、他メンバー担当の前行程の遅延や成果物の品質不良に引きづられて自分の仕事がスタートできない、なんてことにもなりかねません。

考えてから話す

先述の通りプログラムについて会話することは基本的に難易度の高い処理なのですが、さらに難易度が上がるのが「会話しながら考える」です。

聞いている方は、話者の頭の中にあるプログラム構造を想像しながら聞いているので、考えながら話してしまうと聞いている方はかなりの確率で混乱し、会話がかみ合わなくなります。もちろん会話は重要ですが、誤った情報を伝えるのは良くないので、自分の聞きたいこと(会話の想定ゴール)と伝え方を意識して会話することが重要かなと思います。

伝えたいことを資料にまとめる

エンジニアの伝えたいことは日常会話よりもかなり複雑なので、聞いてる側に理解力があったとしてもなかなか正しくは伝わりませんし、理解されていないことは忘れられてしまいます。これはエンジニア側のコミュニケーションコストから考えるとかなりのロスになりますので、伝えたいことはできるだけ文書などに整理してから伝えると良いと思っています。

次のアクションを明確にする

一方で伝えた後でよく忘れがちなのが次のアクションの明確化です。仕事の会話は基本的には次のアクションにつなげるためのものですので、会話の中で決まった内容などはできるだけその場で確認し、情報の共有を忘れないようにしましょう。

スキルを鍛えて担当範囲を拡大する

また開発的な作業の部分に関しては、仕事の範囲を拡大することで確認などのコミュニケーションの発生頻度を減らすこともできますので、自立して仕事ができるようになるとリモートワークがしやすくなると思います。また仕事を任せる側からしても、一定量の成果さえきちんと出てくれば、安心して仕事を任せられるようになると思います。

リモートワークを通して

さてこれまでエンジニアの視点から色々書かせてもらったのですが、リモートワークは自立した個人間のコミュニケーションを前提としているように感じています。コミュニケーションの上手下手もさることながら、伝える内容がしっかりしていないと会話が成立しにくいと感じるからです。

現状ではノウハウの普及もこれからといったところで、まだまだリモートワークのやりづらいところにばかり目がいってしまいがちですが、基本的なコミュニケーションや仕事の進め方といった意味では、求められるものは一般的な仕事のルールとほとんど変わりがありません。

その意味ではエンジニアに限らずリモートワークできる環境が整いつつある現状は、とても望ましいことだと捉えています。そのような好機を踏まえて「社会のより良い働き方」を「実現するサービス」を、さらに高めていきたいと考えています。

さいごに

いかがでしたか?

求められることは一般的なルールと変わりがなくても、やはりリモートワークを円滑に進めるためには、工夫が必要なんですね。少しでも皆さんのヒントになれば幸いです。

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