顧問紹介
矢代 晴実
Harumi Yashiro
得意なフェーズ
経歴
東京海上火災保険株式会社 リスクマネジメント業務部
東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 コンサルティンググループ グループリーダー
国際機関 アジア防災センター(出向) 主任研究員
防衛大学校 システム工学群 教授・学科長
災害対応ではなく事業継続のための「使えるBCP」を策定
東京海上火災保険株式会社(現:東京海上日動火災保険株式会社)で23年間、リスクマネジメントに関する保険商品開発、事業支援に従事。
日本に「リスク」という概念が存在しない時代から、考えうる危機の分析・対策を研究し、リスクマネジメントの普及へ貢献した。

BCP策定支援を含むコンサルティング実績はのべ300社以上の実績をもつ。リスクマネジメント業務を主体とする子会社、東京海上日動リスクコンサルティング株式会社(現:東京海上ディーアール株式会社)の設立では社員数20名から200名体制へ拡大。
アジア防災センター出向では、アジア各国の政府・自治体レベルの危機管理・災害対策の研究・普及に尽力した。
経営、自治、国防と多様な視点を持つ危機管理のスペシャリスト。

プロフェッショナルの提供価値

事業継続計画(BCP)は、近年多発する地震、水害に加え、コロナ禍による感染症リスクの高まりなどから、以前よりも策定する企業が増えています。しかし、自社にとって何が重大リスクなのか、正確に把握できているでしょうか。

いざ有事が起きたとき、中核業務への影響をいち早く把握し、復旧に向けた自律行動を促すBCPでなければ機能しません。サプライチェーンを含むBCP浸透が理想的ですが、平時に手が回らず、有事になってから慌てて動き出すケースが多いでしょう。

災害発生時に早期復旧し、リスクを最小限に抑えるならば、独自のBCP策定が不可欠です。

私は、企業のリスクマネジメント、アジア各国の防災能力向上支援、日本政府の防災・防衛における危機管理対策支援を通じて、各分野のリスクマネジメントを研究・推進してきました。これらの経験をもとに、その企業体制に即した、使えるBCP策定と運用を支援します。

●BCP策定・運用支援
●BCP対策を含むリスクマネジメント、CSRに関する法務コンプライアンス支援
●リスクの定量評価に関する技術的支援
●海外進出・海外拠点運営におけるリスク分析・危機管理対策支援

仕事の価値観

リスクマネジメントは売上に直結せず、業務の手を止めて行うものですから、はじめは少なからず疑問の声が聞かれます。
しかし、事業におけるリスク、ボトルネックを整理するうちに姿勢が変わっていくものです。

人のリスクマインドは平時から行動しなければ上がりません。社内の半数がリスクマインドを持っていれば有事の行動が変わります。
私の支援により、「BCP策定のおかげで、被災の翌日からライン復旧できた」という話も聞かれました。

BCP策定による各部門との連携を平時から行い、社内のリスクマインドを醸成しておけば、被災時に一人ひとりが柔軟に動く組織になるのです。

BCP策定、リスクマネジメントは、経営の本質を別の視点から考えるようなものです。安定経営のリスクは自社の強み弱みに直結するので、結果的に経営全体を考えることになります。企業経営の一環として、企業の実態に即したBCP策定を実現してみませんか。

支援事例

事業継続の致命的リスクを予見し、緊急時の体制・行動を体系化。組織全体の意識改革を実現。

BEFORE
・経営に直結するリスクを具体的に把握できていない。
・緊急時の指示系統、被災状況確認、基幹ラインへの対処項目の優先順位が決まっていない。
・社内のリスクマインドが低く、表面的なBCPにとどまっている。
AFTER
・自社にとって重要度が高いリスクを、定量・定性から分析し、全体像を把握できた。
・各部門が有事に取るべき行動を理解し、緊急時の動きが変わった。
・部門をこえて、社内全体のリスクマインドが向上した。

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