顧問紹介
野地 彦旬
Hikomitsu Noji
得意なフェーズ
経歴
横浜ゴム タイヤ生産工場長
横浜ゴム フィリピン子会社社長
横浜ゴム タイヤ事業の管掌取締役
横浜ゴム 代表取締役社長
経営視点とトヨタ生産方式の知見で、日本製造業の成長を促進
横浜ゴム株式会社にて、モータースポーツ用タイヤの構造設計開発からタイヤ生産工場長を歴任。工場長時代にトヨタ生産方式(TPS)を学び、稼働率向上、コスト改善によって生産工程を変革した。その後フィリピン子会社社長、タイヤ事業の管掌取締役を務め、代表取締役社長へ就任。中期経営を推進し過去最高売上、利益を達成。複数社での顧問実績、社外取締役にも就任予定。

プロフェッショナルの提供価値

モータースポーツタイヤの構造設計開発からキャリアがスタートし、当時は「いかに早く走らせるか」に拘って、土日も関係なくサーキットで試作タイヤ評価に立ち会っていました。この頃から既に現場主義が始まっていたのかもしれません。その後、工場長、海外子会社社長、代表取締役社長と経験してきました。一貫して現場・現物・現実を重視し、理論理屈で筋が通るかを大切にしてきました。自分を大きく変えたのは、新城工場時代にトヨタ技監から「トヨタ生産方式(TPS)」を指導いただいたことです。外部の目線が入ることで、自分達とは違う視点で気づきを得られ、結果的に稼働率向上し、コスト改善や在庫削減でキャッシュフロー改善にも繋がりました。製造現場へのTPM、TPS改善や社外取締役としての経営視点の助言など、これまでの経験を活かして日本企業の成長に寄与していきたいと考えております。

仕事の価値観

国内外問わずリーダーを務めてきて、大切にしていることは信頼関係です。特にTPM・TPSのような改善案が必要な際には、現場を信頼してチームメンバーには「十分な事実調査とその分析の結果、改善策はこれだ!」と意見を出しやすい空気を作ることが重要です。もちろん、改善を進めていくなかで思っていた通りの結果が出ないこともあるでしょう。ただ、その報告を受けた時に、失敗と捉えるのではなく、「事実調査の先の新しい発見だね。次にやるべきことが見えた!」と捉える。こんな感じでチーム全体で改善を進めていくことで、失敗を恐れず意見を言いやすくなり、信頼関係が強固になり、自ずと結果にもつながっていきます。
外部から関わる時も、周りの方を信頼して、関わるメンバー個々が120%の力を出せるような状況作りを意識しています。

支援事例

圧倒的なリーダーシップと現場改善によって、海外子会社を短期間で黒字に転換。

BEFORE
横浜ゴムフィリピン子会社社長に就任した当時、従業員が全て受け身の状態で主体的な発言がほとんどない状態だった。
現場からの改善案が必須であるTPMが機能しておらず、赤字の状態も続いており、変革が必要とされていた。
AFTER
意見を発信できる環境作りをするため、「全ての責任を自分が取るから心配するな」と現場を啓蒙した。チームメンバー個々が十分な事実調査をし、考え、それをチームで纏め、チームで改善する組織へ変革。
わずか数年で世界の工場の中でトップの成績を叩き出し、黒字化へ導いた。

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