「利益は上がっているのに、株価が上がらない」。上場企業からよく聞かれる課題です。
多くの場合、この課題の要因は財務戦略にあります。
利益が成長していても、利益の質・キャピタルアロケーションの質が伴わなければ、株価、時価総額には反映されません。
ここが、企業と投資家の考え方の、最も大きなギャップです。
企業側がPLや営業利益を株価の重要なドライバーと考えるのに対し、投資家は資本効率や、規律のとれたキャピタルアロケーションを重視しているのです。
しかし、財務戦略コンサルティングサービスを提供する方々の中にも、機関投資家の実務経験を持つ人は多くはありません。
また日本企業の経営者の方々は、社員から昇進する場合が多く、財務やIRの知識を身に着ける機会もほとんどありません。
これらの背景から、素晴らしい商品・サービスを提供しているにも関わらず投資家から評価されず、株価が伸び悩む状況が発生してしまいます。
その点、私は機関投資家として実務を通じて得た知見を提供できます。
生(なま)の投資家視点を元に、財務戦略を見直し、本質的な株価向上に取り組みませんか?
私が支援において心がけていることは、中立かつ、ぶれない姿勢です。
あくまで投資家の視点を軸に、正しいことは正しい、違うことは違うとお伝えしています。
ただし、意見を言う際はロジカルかつ丁寧に説明し、周囲の理解を得ることも怠りません。
助言やアドバイスだけでなく、社内向けの勉強会などを含む地道な伴走支援で、企業の変革と自律的な成長・改善を促します。
私の役目は企業に投資家視点を根付かせることです。投資家視点が体質として確立されると、その後は助言やアドバイスがなくとも、同じことを続けられます。あらゆる局面で、投資家視点の判断ができるようになります。
企業が筋肉質になる(投資家視点が根付く)と、社員一人ひとりの意識も変わります。
ご支援先の企業の社員のアウトプットから意識の変化を感じることは、私にとって何よりも嬉しいことです。