経営者の想いや事業ビジョンを理解したうえで、最適な人事施策を提案実行できることが私の強みです。その強みは、前職以来一貫して様々な企業の経営層と対峙し、その会社ならではの制度や施策を徹底的に議論しながら作り込んできたことで形成されたと思っています。年齢や経歴関係なく常にプロとしてどんな価値を提供するのか、を問われ続ける環境の中で、経営者が何を考えているのか、事業がどういう方向に進もうとしているのか、を丁寧にヒヤリングし、人事制度や人材育成、コンピテンシーアセスメントなどの人事施策に落とし込んで企業の成長に寄与してきました。
よく人事制度改定を前提に依頼いただくこともあるのですが、人事制度はあくまで枠組みでしかありません。大切なのは、会社の中で働いている人がどれだけ信頼関係を築けているか、会社に対して社員がどういう想いで働いているか、ということ。そこがベースになければ人事制度を改定しても組織は機能しません。ですので、社員の方々へのアンケートやインタビュー等を通してその会社の現状を把握し、その会社にフィットした制度を構築するとともに、導入・運用までを一貫してデザインすることで、人事制度改定の効果を最大限あげられるように心掛けています。
何社も支援するという経験も大事ですが、何社関わったかよりも、1社に対してどれだけたくさんの課題と向き合ってきたか、が重要であると思っています。そうした深い経験が最適な人事施策を提案実行できる、私の提供価値に繋がっているのだと考えます。
顧客の声をしっかり聴き、可能な限り柔軟に動くことを大切にしています。例えば、研修であれば、受けてくださった方が自分事としやすいように、会社の業務をイメージしながら受講できるように工夫しています。また、人事制度であれば、昨今ジョブ型という話をよく聞きますが、会社の風土や方針を聞いたときに「ジョブ型ではなく、このようにカスタマイズしてみてはいかがですか」とできるだけその会社の実態に合わせたものを考えて提案するようにしています。
カウンターパートナーの人事や経営者が何を一番優先課題として捉えていて、どんな風に進めたいか、という息があわないと、提案してもなかなかうまく進みません。まずは傾聴する姿勢を大切にして、相手に寄り添うことで長く信頼関係が続く。その結果、深いアドバイスができる。関わった企業様とは、「この会社のことなら藤島顧問が一番よく知っている」という状態を目指して、今後も柔軟に支援していきたいです。