顧問紹介
茅根 泰仁
Yasuhito Chinone
得意なフェーズ
経歴
日産自動車株式会社 広報部
株式会社ジェーシービー 広報部 主幹
株式会社大塚家具 広報室長 執行役員
危機管理対策コンサルタント
「明日は我が身」の備えが、思わぬ追及・炎上に強い組織を作る
日産自動車株式会社(当時)で22年にわたり広報を中心に担当 。横浜マリノス(現横浜F・マリノス)出向時にはJリーグ史上初の合併対応を経験。帰任後、ルノー・日産アライアンス以降危機管理広報体制の立ち上げ、危機管理広報マニュアルの作成等、多くの危機的状況に見舞われたが、事前の危機管理体制構築とマニュアルの活用した広報が功を奏した経験を持つ。
その後、株式会社ジェーシービー、株式会社大塚家具を経て独立。危機管理コンサルタントとして事業運営上の危機(事故・事件・炎上など)に対する体制構築、危機管理マニュアル策定、事案発生時のサポートを提供している。

プロフェッショナルの提供価値

危機管理広報は「マニュアルがあるから大丈夫」、「うちは規模が小さいから、報道されるような事案とは関係がない」などと後回しにされがちな分野です。しかし、現代の企業経営において、リスクへの備えは必須の時代と言えるでしょう。最近は企業規模を問わず、世間から痛烈な批判を受けてブランド棄損だけでなく、経営が悪化する 企業をよく目にするはずです。

事故、事件、SNSでの不適当な 発言、不祥事、人間関係のトラブルなどへの適切な対応ができなかったために、事案以上の 追及を受ける企業は珍しくありません。

企業にとって一番恐ろしいのは、突然起きた事案に対し、武器もなく立ち向かわなければならない状況です。
私はこれまで、 1億〜100億円規模の損害が発生しうる事案を経験してきました。まずは不安を解消し、冷静に最善手を考えられるようご支援します。
そのうえで、 企業特有の文化・事業特性を考慮した一品一様の支援をご提供します。

●危機管理広報体制の構築・広報組織の立ち上げ
●危機管理マニュアルの策定
●メディアトレーニング(対応内容・実施判断 /会見準備)
●リリースチェック・添削

仕事の価値観

私は、事業会社で起こり得る危機のうち「倒産」以外のすべてを経験しました。企業のリスク管理において、具体的な事例と知識は強力な武器です。大規模事案の記者会見など、成功・失敗の両面でお伝えすることができます。

「私と同じ苦しみを味わってほしくない 」思いから、危機防止対策に力を入れています。
危機発生時、組織全体にかかる外圧と押し寄せる不安は、何度経験しても慣れません。組織の混乱、家族からの心配、将来へのへの不安、メディア・SNSからの叱責は、経験しなければわからない辛さです。
危機事案を経験する方はそう多くいません。前例がない事は事案発生時に混乱と不安が発生し、対応に苦慮して失敗するケースが多く散見されます。その失敗を防ぐための準備として「備えておくこと」は自分の経験を振り返ってみても重要な事だと断言できます。
そのためにも「自社がされされていると想定される危機」を把握することがスタートになります。

危機管理は、事業内容、商品特性、自社店舗や設備 、企業文化等を踏まえた対策が必要です。一般化されたテンプレートでは網羅できないのです。
私は、企業ごとに異なる体制、文化、置かれている状況を最大限考慮し、役に立つ危機管理対策支援を実施します。

さらに言えば、危機管理は「発生前の対策」のほうが重要です。火災対策で日頃の設備点検が重視されるのと同じく、火災を発生させない対策があれば火消しなくて済みます。いつか起きるかもしれない事案への保険として顧問をご利用いただき、マニュアルは「世界一、『ムダなままでいてほしい』マニュアル」 としてお考えいただければと思います。

支援事例

導入に消極的だった危機管理体制の確立。直後発生した工場火災でスムーズな対応・沈静化を実現。

BEFORE
・製造業。危機管理体制、マニュアルともに整備されていない状態。
・経営層は危機管理対策に否定的だった。
AFTER
・偶然にもマニュアル作成・体制確立3ヶ月後に工場火災が発生。
・被害の把握、社員へのフォロー、周辺地域への配慮とお詫び、メディアへの公式発表を適切かつ迅速に実行できた。
・火災に関する報道はあったものの、大きな影響はなく、堅調な事業経営を維持できた。

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